インタビュー & 特集
SPECIAL! 『遠い夏のゴッホ』囲み&ゲネプロ画像レポート
2013年に初演され大絶賛を浴びた、究極の愛の物語『遠い夏のゴッホ』が、キティエンターテインメント×東映プレゼンツ、主演・安西慎太郎で7月14日に開幕しました。前日夜に行われた、囲み取材とゲネプロの様子をお届けします。(取材・文/片桐ユウ)
INTERVIEW & SPECIAL 2017 7/18 UPDATE
脚本・演出家の西田シャトナーさんのオリジナル作を発表するプロジェクト“SHATNER of WONDER”の第6弾。
主人公は「セミ」、ほかの登場人物たちもすべて人間ではない生物たち。「自然」の中で生きる彼らの生活を、時にコメディタッチに、時に切なく描き出します。
囲み取材には、主演の安西慎太郎さん、山下聖菜さん、小澤亮太さん、木ノ本嶺浩さん、山本匠馬さん、陳内 将さん、米原幸佑さん、平田裕一郎さん、兼崎健太郎さん、萩野 崇さん、石坂 勇さん、そして西田シャトナーさんが登壇。
西田シャトナーさんが「昆虫とは、人間と比べて姿が大きく変わるもの。どんどん変化していく生き物を題材にすることで、自分たちの人生についての変化も深く考えることが出来るのではないかと作った作品です。作品作りを進めている内に、変化しているからこそ、変わらないものが見付かるのだという思いに至っています。この感覚をお客様とも共有出来たらと思っています」と語りました。
主演の安西さんも「シャトナーさんが仰っていたことと同じことを考えていたのですが、舞台上で照明や音楽、役者の気持ちも変化していくので、その変化がお客様の心に届いた時に、すごく大きな“変化”が起こるのではないかと思っています。届けられるだけの稽古をやってきましたし、素敵なメンバー、スタッフさんが揃っていますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」と意気込みました。
—— 恋人のベアトリーチェ(山下聖菜)より1年早く羽化してしまった、ユウダチゼミのゴッホ(安西慎太郎)。アリやトカゲから必死に逃れ、メスからの誘いにも応じることをせず、生きて生きて生きまくり、セミには絶対に不可能な冬越えをしようと決意する……。
「ベアトリーチェ、君が地上に出てくる来年まで、僕は必ず生き延びてみせる」
以下、ゲネプロの模様をお届けします!
それぞれの生き物らしい衣裳、照明によって表情を変える舞台セット、“SHATNER of WONDER”ならではの動きを押さえたショット等……。ぜひ、劇場でその面白さと美しさをご確認ください。
公演は7月14日から23日まで東京・天王洲 銀河劇場、29・30日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演されます。