演劇 & エンタメ系 WEBマガジン omoshii

地方局発の戦国時代バラエティ番組『戦国鍋TV』。戦国時代をこれまでにない切り口で紹介するユニークさと、実在の番組やアーティストへのリスペクトに溢れたパロディが人気を呼んだテレビ番組で、2010年4月から2011年9月まで放送されていました。この番組の舞台化第２弾が『大江戸鍋祭』です。

 『大江戸鍋祭』は、第一部は『忠臣蔵』に材を取ったお芝居、第二部はショーという二部構成。戦国時代を離れた今回の公演では、第二部に登場するアーティストも、舞台発の新ユニットになります。江戸の平和を守る正義のヒーロー「元禄生態 生類アワレンジャー」（その正体は秘密ですが、実は徳川綱吉率いる幕府の重鎮たち……!?）、黒いマントに身を包み歌い踊る７人組「松の廊下走り隊7」、吉良家一同＋陛下による聖歌隊ユニット「KIRA  feat. 近松門左衛門」そして江戸急進派デュオ「YASUBEI and GUNBEI 」。

オモシィでは「生類アワレンジャー」に注目！　その宣材写真の撮影現場を取材しました。

撮影は9月某日、都内のスタジオにて行われました。キャストたちは少しずつ時間をずらしてスタジオ入り。ヘアメイクをして衣裳を身に着け、生類アワレンジャーへと変身していきます。

朝一番にメイクを済ませたのはアワレンレッド役・村井良大さん。白いスーツに身を包み、赤いネクタイを締めて鏡の前に。衣裳さんに襟もとをチェックしてもらって、撮影場所へ移動。村井さんの白スーツ姿に、スタッフから「素敵！」と声が上がります。

ネクタイの締まり具合を調節中。

撮影風景を上から見るとこんな感じです。

衝立に囲まれた撮影エリアで集中力を高めて撮影に臨みます。

「◯◯レンジャーのイメージそのままだと全身スーツですが、そこにひとひねり工夫を加えてこの衣裳になりました。腕時計も赤なんですよ。細部までこだわってますね」と村井さん。

撮影はカメラマンさんとの真剣勝負。威厳溢れるレッドに変身していきます。

そのころ、メイク室ではアワレンピンクの井深克彦さんが変身中でした。
「メイクをしてもらっているとこそばゆいけど、気持ちが引き締まっていきます。（メイクさんのメイクは）自分ではできない神業ですね」

手鏡を使って細部までチェック！

撮影中、井深さんはカメラの前に立つとすかさず指でハートの形を作ってみたり、かわいいポーズを取ったり、誰よりも早くキャラが立ってました。カメラマンさんからも「もっと腰を入れてみて。今度はかわいいけど怒ってる感じで」と次々オーダーが飛び、バラエティー豊かなピンクの表情が撮影されていきます。

あまりのかわいらしさに、近くで見ていたアワレンブラック役の中村龍介さんが「俺にはマネできない」と感心しきり。

衣裳を整えてもらいながら、笑顔とポーズを確認します。

撮影後は、カメラマンさんと一緒にモニターで写真をチェックします。

笑顔でモニターチェック。素敵に撮れているようですよ。

（part２に続く）

［公演情報］

『大江戸鍋祭～あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ～』
明治座　2011年12月23日（金）～26日（月）
梅田芸術劇場メインホール　2011年12月31日（土）
脚本：穴吹一朗　演出：板垣恭一
出演： 三上真史／矢崎広／村井良大／中村龍介／小林且弥／滝口幸広／大山真志／白又敦／丸山隼／井深克彦／二瓶拓也／五十嵐麻朝／井澤勇貴／上村龍之介／平田裕一郎／寿里／長倉正明／小谷昌太郎／佐藤貴史／小林健一／岩崎大／兼崎健太郎／石井智也／山崎樹範、平方元基（Wキャスト）／大和田獏
問い合わせ：る・ひまわり　03-6277-6622(平日11：00～19：00）
http://le-himawari.co.jp/