インタビュー & 特集
INTERVIEW! 『スピリチュアルな1日』NON STYLE 石田明さん PART2
引き続き、舞台『スピリチュアルな1日』で座長をつとめる、お笑い芸人のNON STYLE石田明さんに、お話を伺いました。 part1からお読みください!!(取材・文/湊屋一子、撮影/猪瀬紀子)
INTERVIEW & SPECIAL 2012 4/27 UPDATE
格安で借りたマンションは、“ワケあり物件”だった!? 霊能カウンセラーを招いて、心霊特集用の映像を撮っていたディレクターは、映るはずのない怪しい人影や、来るはずのない訪問者に振り回され、思わぬ方向に転がり始める。NON STYLEの石田明さんを座長に、昨年の好評に応えて『スピリチュアルな1日』が今年も再演されます。新たにラーメンズの片桐仁さんを迎え、気合い充分! 面白さはさらにヒートアップしそうです。
――役作りはどのように進めていますか?
僕の場合は、相手の投げるボール次第というか、相手がこう来たらこうか! そっちならこうか?って、やっていく「受けの芝居」が得意なタイプなので、相手の人が巧いと僕も巧く演じられるんですよ。前回、稽古の時、演出の板垣さんが「そういう感じじゃなくて、こうやってみて」って、自分で僕の相手をしてくれたんですけど、そうしたらすごく巧くやれたんですよ。板垣さんの演出は、自分で相手してくれて、そこで気づかせてくれるんで、とてもわかりやすい。
――共演の方々も実力派が多くて、キャッチボールが面白くなりそうですね。
胸を借りるという感じです。いろんなボールを投げてくれる人たちばっかりなんて、こっちもいろいろ返していかないといけない。稽古をしていてすごく面白いです。
――とはいえ、これだけキャラの濃い人たちに囲まれていると、座長として存在感を出すのが大変では?
いや、それが逆に良い。キャラの濃い人ばっかりいる中に、僕みたいな普通な人がいると逆に目立つんですよ。際だった人たちの中で、いかに普通にいるかが、僕の目立ち方だと思ってて。観てる人も、普通の人と同じ気持ちでびっくりしたり、焦ったりしながら観るんじゃないかなと。
――確かに!
普通でいて、それでどんだけ笑わせていけるか……そこを考えますね。
――お笑いをやるのと、芝居をやるの、違いは何ですか?
芝居は別の人になれる。そこが面白いですね。でもどっちもお客さんの前で、空気を創っていくところは似ている。稽古と本番は全然違いますしね。前回は東京だけだったんですけど、今度は大阪と仙台でも公演できるので、それぞれのお客様とまた、一緒に楽しめたらいいなあと思っています。ぜひ、日頃のいろんなことを忘れて、笑いに来てください!
★↓ 前回公演の舞台写真です。ますますパワーアップした、今回の公演、ぜひお楽しみに!!
<プロフィール>
石田明 いしだ・あきら
お笑い芸人。相方・井上裕介と2000年コンビを組み、NON STYLE(ノン・スタイル)として活躍。2008年M-1グランプリチャンピオン。2010年には S-1バトルの賞金で、さいたまスーパーアリーナでお笑い無料ライブを行って話題に。舞台衣装は、いつも全身白でコーディネート。
昨年『スピリチュアルな1日』で座長として好評を博し、今年再演が決定。
<公演情報>
「スピリチュアルな1日」
東京公演 2012年6月13日(水)~24日(日) あうるすぽっと
大阪公演 2012年6月29日(金)~7月1日(日) ABCホール
仙台公演 2012年7月7日(土)~8日(日) 仙台市青年文化センター シアターホール
脚本:小峯裕之
演出:板垣恭一
出演:
石田 明(NON STYLE) 須藤理彩 片桐 仁 吉本菜穂子
諏訪 雅(ヨーロッパ企画) 猪塚健太 今井隆文 柳澤貴彦
問い合わせ先:アミューズチアリングハウス 03-5457-3476(平日15:00~18:30)
http://www.amuse.co.jp/stages/sp/