インタビュー & 特集

INTERVIEW!『飛び加藤』細田よしひこさん Part2
戦を嫌う伊賀忍者、謎の妖術使い、言葉を失った美少女、目が見えなくなった美剣士……戦国乱世を舞台に展開する、ファンタジックな物語『飛び加藤~幻惑使いの不惑の忍者~』が、6月10日からシアタークリエで上演されています。美剣士・河田長親を演じるのは、細田よしひこさん。その役柄に困惑もあるようで……。(取材・文/湊屋一子、撮影/熊谷仁男)
INTERVIEW & SPECIAL 2012 6/11 UPDATE
※Part.1より続く。 Part.1よりお読みください。
細田 僕の役、チラシにも「容姿端麗・頭脳明晰」って書いてあるんです。すごい役ですよ、これ。イヤガラセか?(笑)と思いました。でもとにかく、そう見えないと話にならないでしょ。だから「いかにかっこよく見せるか」を、ひたすら考えてました。
――刀の使い方や、時代劇ならではの動きもありますね。
細田 そういうのも、全部初めてなんで、練習しかないなと。僕、最初のほうはそんなに出番が多くないんで、みんながそのあたりの稽古をしているすきに、所作とか刀を使う練習をしようと思ってました。着物を着ているのが当たり前になれるようにならないと。
――役作りはどんな風に?
細田 稽古前は台本を読んで、こんな感じかなっていうくらいに考えておいて、ちゃんと作っていくのは、稽古に入ってからでしたね。一人で考えているのと、相手がいて作っていくのは違う。動いてみないと、わからないんです。
細田 筧さんや涼風(真世)さん、すごい方たちとご一緒出来るんで、もうこの際、みんな吸収するぞと。もう赤子のように(笑)、みんなから教えてもらおうと思っています。やる気満々、なんでも吸収しまくる気満々ですね。
――この舞台で、細田さんの新しい面が見られそう?
細田 そうなったらいいなと思います。舞台はわからないことだらけなんで……舞台での立ち方、声の出し方から、ちゃんと身体でわかりたい。目標は……「舞台映えする男」。そう、みんなから呼ばれるようになりたいですね。「細田は『舞台映えする男』だな」って(笑)。
★細田よしひこさんの生写真付きサイン色紙をプレゼント。
詳しくはプレゼントページをご覧ください。
『飛び加藤~幻惑使いの不惑の忍者~』
脚本/蒔田光治
演出/河原雅彦
出演/筧 利夫、佐津川愛美、細田よしひこ、三上市朗、涼風真世 他
日程/6/10(日)~26(火)
会場/日比谷・シアタークリエ (ほか大阪、石川、福岡公演あり)
料金/¥8,800
☎03・3201・7777(東宝テレザーブ)
公式サイトはコチラhttp://www.tohostage.com/tobikato/
プロフィール
ほそだ・よしひこ
1988年3月4日生まれ、東京都出身。2004年芸能界デビュー。以降、ドラマ『ライフ』『あんどーなつ』『Q10』や映画『デトロイト・メタル・シティ』『大奥』、バラエティ『逃走中』(ドラマシーン)など、多数出演。舞台は2010年蜷川幸雄演出『ガラスの仮面~二人のヘレン~』で桜小路優役で出演。本作が舞台2作目となる。