インタビュー & 特集
SPECIAL! 『モンテ・クリスト伯』公開稽古@稽古場
来年もたくさん話題のミュージカルが続きますが、2013年をしめくくるミュージカルは、前からこれに決めていました！ それが、12月7日に日生劇場で開幕する『モンテ・クリスト伯』。ヨーロッパや韓国でヒット、豪華キャストで日本では初演！ 開幕直前、気分もかなり高まっていますが、その前に先日公開された、稽古場の様子をお届けします！ 初日まで気分を盛り上げちゃいましょう!!
INTERVIEW & SPECIAL 2013 12/6 UPDATE
11月23日に都内稽古場で行われた、稽古場の公開稽古。オーディエンスを稽古場に呼んでの貴重な機会となりました。見事当選したミュージカルファンのみなさんも、稽古場に入るとどこかソワソワ、緊張した面持ちです。
稽古場では、見学者の皆さんが入るころには、主演の石丸幹二さんをはじめ、俳優陣がみんな集合して、すでに発声練習が始まっていました。皆さん、鎖骨の下をマッサージしながら発声しているので、これは真似しよう！と思ったり、演出家の山田和也さんも一緒に発声練習しているのにちょっと驚いたり、キョロキョロしていると、いよいよ、稽古開始の時間に！
その前に、演出の山田さんから、『モンテ・クリスト伯』について、丁寧なレクチャーがありました。『三銃士』のアレクサンドル・デュマが著した新聞小説であることや、過去テレビドラマや映画など何度も映像化されていて、日本人には『巌窟王』というタイトルで知られていること（例としてお話に出てきた、草刈正雄主演の『日本巌窟王』に、私も昔はまっていました＾＾）、明治時代の翻訳ではエドモン・ダンテスは團友太郎、メルセデスはお露と日本名になっていたこと…などなど20分ほどたっぷりとお話してくれて、プロデューサーから巻きが入ったくらいです。なかなか演出家から直接お話を聞くことはないので、お得な気分になりました。
そしてお待ちかねの、稽古シーンの披露です。 この日、披露されたのは、舞台序盤の3場面。
まずは、「さあ 乾杯だ！」 エドモンとメルセデスの婚約披露宴のシーンです。喜びに溢れた楽しいシーンですが、最後に「エドモンを逮捕する」と警官が乗り込んでくる衝撃の場面です。
次は、引き裂かれたメルセデスとエドモンが、それぞれに心のうちを歌い上げるドラマチックなシーン「祈り～ただそばにいる」 エドモンの石丸さんとメルセデスの花總さんの、苦しみ、悲しみが切々と伝わってきて、おもわずこちらの胸も苦しくなってきます。（このシーンの歌唱は東宝チャンネルでごらんになれます＾＾）
そして、最後は「罪を着せろ」。 岡本健一さん演じるモンデゴ、坂元健児さんのダングラール、石川禅さんのヴィルフォール、3悪人が、文字通りエドモンを罠にはめようと企むシーンです。さすが演技派のみなさん、悪い顔もはまってます！
観劇までのカウントダウン、気持ちは高まりましたでしょうか？ 舞台レポートも後日、お届けしますので、お楽しみに！！（取材・文／中村恵美）
☆石丸幹二さんのインタビューはこちら！
ミュージカル『モンテ・クリスト伯』
原作：アレクサンドル・デュマ
脚本・歌詞：ジャック・マーフィ
音楽：フランク・ワイルドホーン
演出：山田和也
出演：石丸幹二、花總まり、岡本健一、石川禅、坂元健児、濱田めぐみ、彩吹真央、村井國夫 ほか
【東京公演】
2013年12月7日（土）～12月29日（日）
日生劇場
【大阪公演】
2014年1月3日～1月5日（日）
梅田芸術劇場メインホール
【名古屋公演】
2014年1月11日（土）～1月12日（日）
愛知県芸術劇場大ホール
【博多公演】
2014年1月18日（土）～1月19日（日）
キャナルシティ劇場
