ニュース & インフォメーション
『エリザベート』20周年! 製作発表記者会見
ウィーン初演から20周年を迎えるミュージカル『エリザベート』。この記念すべき日本公演の製作発表が、2012年1月31日(火)、東京にて行われました。
NEWS & INFORMATION 2012 2/1 UPDATE
2012年の『エリザベート』のタイトルロールを務めるのは、東宝版『エリザベート』初出演の春野寿美礼さんと、2010年から同役を演じる瀬奈じゅんさん。トート役は山口祐一郎さんと石丸幹二さん、そしてウィーン版でトート役を務めたマテ・カマラスさん。これまですべての東宝版『エリザベート』に出演してきたルキーニ役高嶋政宏さん。全員新キャストのルドルフ役に大野拓朗さん、平方元基さん、古川雄大さん。会見には、この出演者9人と演出の小池修一郎先生が出席しました。
まず小池修一郎先生が挨拶し、「クンツェが“『エリザベート』は動乱の時代、変革のシンボルなんだ”と言っていました。日本でこれまで14年間上演してきましたが、行く末が見えなくなっている今、ものすごくリアルで、時代にかぶるところがあると思います」と、今、上演する意義を語りました。
宝塚歌劇在団中にトートを演じた春野さんは、エリザベート役はこれが初めて。「皆さんの背中を一生懸命追いかけながら自分なりに務めていきたい」と意気込みを語り、演じる上でのポイントを質問されて「孤高の皇后というものがどういうものか演者としてつかみたい。孤独感や強い意志を体で味わいたいです」とコメント。
宝塚版でトートとルキーニを演じ、東宝版でエリザベートを演じている瀬奈さんは「ルキーニをやったときは額縁に飾られている絵をお客さまに紹介するような感覚、エリザベートやトートを演じている時は自分が額縁の絵になって、その人生を生きているような感覚を味わっています」と醍醐味を語りました。
山口さんは「(共演者を見て)息子たちが増え、素敵なお嬢さんたちもいるので、公演を乗り切れるという気持ちになりました。こういうファミリーがいるのだから素敵な夢を見ることができると期待しています」
石丸さんは「トート経験者が5人もいますが、その中で私が一番新米。先輩の皆さんから学んで、精進します。初心に返って頑張りたいです」
マテさんは「大好きな日本で、帝国劇場の舞台に立てて幸せです。ウィーンと違った日本の『エリザベート』に挑戦できることに興奮しています」と日本語で挨拶しました。
高嶋さんは「甥っ子が子ルドルフのオーディションに落ちました。残念!」と挨拶して笑いを誘い、ルドルフ役の3人は「守ってあげたいと思ってもらえるような魅力あるルドルフを演じたいです」(大野さん)、「ルドルフはミュージカル界の新人の登竜門と聞いています。この作品・役を通して一回りも二回りも成長していきたい」(平方さん)、「たくさんの方に愛されている作品に、素晴らしい先輩方とともにひとつの作品を作れますことを本当に幸せに思います」とそれぞれ意気込みを語りました。
質疑応答の後、マテさんが『愛と死の輪舞』を日本語で、春野さんが『私だけに』を熱唱。報道陣と抽選で招待された250人のオーディエンスがふたりの歌声に聴き入りました。
製作発表の詳細は、公式サイトの「製作発表記者会見レポート」をご覧ください。歌も聴けます!
http://www.tohostage.com/elisabeth/report.html
また、2月1日(水)には、少年ルドルフ役が全員発表されました。加藤清史郎さん、坂口湧久さん、鈴木知憲さん、山田瑛瑠さんの4人。ほか、全60名のキャストが発表されています。
公演は5月9日〜6月27日まで帝国劇場にて。7月に博多座、8月に中日劇場、9月に梅田芸術劇場メインホールと全国4都市で上演されます。
チケットは5月分は3月3日、6月分は3月10日発売予定。ネット先行抽選エントリーあり。詳しくは公式サイトでご確認ください。
[公演情報]
ミュージカル『エリザベート』
5月9日〜6月27日 帝国劇場
7月5日〜26日 博多座
8月3日〜26日 中日劇場
9月1日〜28日 梅田芸術劇場
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
問い合わせ:帝国劇場 03-3213-7221
http://www.tohostage.com/elisabeth/