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キャラメルボックスの代表作『トリツカレ男』を５年ぶりに再演
2012年2月から演劇集団キャラメルボックスの代表作の一つ『トリツカレ男』が赤坂ACTシアターで上演されます。５年ぶりの再演となる本作の製作発表が1月23日（月）に行われました。
NEWS & INFORMATION 2012 2/2 UPDATE
『トリツカレ男』は、何かを好きになると取り憑かれたように没頭し、時には世界記録まで出してしまうほど夢中になるレストランのウェイター、ジュゼッペのピュアな恋の物語。原作はいしいしんじさんの同名の小説です。
この作品を2007年にキャラメルボックスが舞台化。たくさんの観客の支持を集め、名古屋公演では追加ステージが行われるほどの人気作になりました。この舞台が5年ぶりに再演されます。
「明るい芝居がやりたい」と再演の理由を語った演出の成井豊さんは、初演との違いについて「劇場のサイズが２倍になるので、もっと大きく深くしないといけない。役者のプランとすりあわせながら、新たに一から作りあげていきます」と意気込みを語りました。
主演のジュゼッペは初演と同じく畑中智行さん。「ジュゼッペはコミュニケーションが苦手な子で周囲からばかにされているようなところがありますが、ペチカという女の子と出会って、成長していきます。やりたいことはやっていいんだ、というメッセージに、共感してもらえるんじゃないかと思います」
「ものすごくかわいい女の子」ペチカ役を務めるのは星野真里さん。「去年（キャラメルボックスが上演した）『流星ワゴン』を見て、全力という言葉が似合うパワフルな舞台だと思いました。稽古でも皆さんどんどん自分の力をぶつけていくので、エネルギーのある作品になると思います」
ジュゼッペを助けるネズミのトトを演じる金子貴俊さんは、自宅で稽古をしていたら「３歳の子に『パパ何をやっているの？』と聞かれて『ネズミをやっているんだよ』と答えたら、『パパの仕事ってネズミなの？』と言われました」と微笑ましいエピソードを披露。「まだ子どもに舞台を見せたことはないのですが、見せてあげたいと思います」とコメントしました。
公演は2月の東京公演を皮切りに、名古屋、大阪の全国3都市で上演されます。
［公演情報］
『トリツカレ男』
2月16日（木）〜29日（水） 東京 赤坂ACTシアター
3月10日（土）〜11日（日） 名古屋 名鉄ホール
3月15日（木）〜20日（祝・火） 大阪 サンケイホールブリーゼ
原作：いしいしんじ『トリツカレ男』（新潮文庫刊）
脚本・演出：成井豊
出演：畑中智行／星野真里／西川浩幸 坂口理恵 岡田さつき 三浦剛 筒井俊作／金子貴俊 ほか
問い合わせ：キャラメルボックス 03-5342-0220
（12:00〜18:00 日祝休み、東京公演中は16:00まで 日祝休演日休み）
http://www.caramelbox.com/
