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ミュージカル『ミス・サイゴン』製作発表
4月9日、東京・めぐろパーシモンホールにて、ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が行われました。
エンジニア役の市村正親さんをはじめ、出演者40名が登壇し、楽曲も披露、大いに盛り上りました。
NEWS & INFORMATION 2012 4/15 UPDATE
1992年の初演時に、巨大な装置のためわざわざ帝劇を改造し、ヘリコプターやキャデラックが登場、1年半のロングラン公演で話題となった超大作ミュージカル『ミス・サイゴン』。
ベトナム戦争の混乱の中で引き裂かれたベトナム人少女キムとアメリカ兵クリスの愛。キムのもとには二人の愛の結晶・タムが生まれ、いつかクリスが迎えに来てくれることを信じて待っていたが……。
究極の愛を描くこの伝説のミュージカルが、新演出版となって新たに生まれ変わります。日本では、これまで帝劇と博多座でしか上演できなかったのですが、新演出のおかげで全国での上演も可能となり、『ミス・サイゴン』初の全国ツアーも決定。今年7月から来年1月にかけて、全国13ヵ所にて上演されることになりました。
先日、公式HP&ブログもオープンし、いよいよ盛り上がりをみせてきている『ミス・サイゴン』ですが、それに先だって行われたのが、会場いっぱいのオーディエンスもまねかれての公開製作発表会。東宝さんの最近の会見は、オーディエンスを招いてイベント形式になることも多く、ファンにとっては嬉しいかぎりです。
まずは、アンサンブル、プリンシパルの順に登場し、全キャストの名前を紹介。もちろんトリの登場は市村さん。プリンシパルのみなさんには、それぞれ一言ずつのコメントも。
唯一、初演から出続けている市村さんは「(『ミス・サイゴン』のエンジニア役は)アメリカンドリーム。劇団を辞めて掴んだのがこの役で、それが1年半のロングランで、その後の僕の演劇人生の道しるべとなりました。役と自分の人生はダブってます。初演から出ていることについては、感極まる感じ。『ミス・サイゴン』というより『ミスター・サイゴン』かな(笑)。新演出で舞台が傾斜でなくなったので、楽になりました。今までのエンジニアは、絶対アメリカに渡っている感じがしていましたが、今年のエンジニアは途中でおぼれてしまうかもしれない感じがあります」とコメント。今回のキャストについて聞かれると、「初演は僕がみんなを引っ張っていった感じでしたが、今回は、みんなが押し上げてくれることを期待しています。このメンバー、最高でしょ?」と、今回のカンパニーの実力を高く評価している様子でした。(ちなみに、この模様は、公式ブログで数回にわたって詳しく掲載される予定です)
その後、出演者によって、楽曲が披露され、観客は一足早く、『ミス・サイゴン』の世界に浸ることができました。(披露された楽曲とキャストは以下のとおり)。
『世界が終わる夜のように』新妻聖子、山崎育三郎
『今も信じてるわ』知念里奈、木村花代
『モーニング・オブ・ドラゴン』泉見洋平+男女アンサンブル
『ブイドイ』上原理生+男女アンサンブル
『命をあげよう』笹本玲奈
★動画です。(ぶれてるし場所もななめだし変換もおかしいしで)よい状態ではないですが、取材資料用に抑えていたのを、せっかくなので、アップさせていただきました! クオリティは大目に見ていただけるとありがたいです。(東宝さんの公式版の別アングル、ということでお楽しみくださるのがよいかと)。
公演は、7月1日(日)東京・めぐろパーシモンホール大ホール、8月22日(水)~9月9日(日)東京・青山劇場のほか、広島、愛知、山梨、神奈川、宮城、福岡、静岡、大阪、熊本、長野、岩手の各地で行われます。あなたの街&お近くで『ミス・サイゴン』が見られるという初めてチャンス、ぜひお見逃しなく!
プロデューサー:キャメロン・マッキントッシュ
音楽:クロード=ミッシェル・シェーンベルク
作詞:リチャード・モルトビー,JR./ アラン・ブーブリル
オリジナルフランス語テキスト:アラン・ブーブリル
追補:リチャード・モルトビー,JR.
翻訳:信子アルベリー
訳詞:岩谷時子
編曲:ウィリアム・D・ブローン
音響:ピーター・グラブ
照明:デヴィッド・ハーシー
アメリカン・ドリーム・アニメーション:ジェラルド・スカーフ
衣裳:アンドレアーヌ・ネオフィトウ
装置:エイドリアン・ヴォー
振付:ジェフリー・ガラット
オリジナル振付:ボブ・エイビアン
演出:ローレンス・コナー
出演:市村正親
笹本玲奈、知念里奈、新妻聖子
原田優一、山崎育三郎
岡幸二郎、上原理生
木村花代、泉見洋平、池谷祐子 ほか
その他、詳しい公演情報は以下、公式HPよりご確認ください。
http://www.tohostage.com/miss_saigon/index.html