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『11人いる!』『続・11人いる!—東の地平 西の永遠—』製作発表
11月5日、都内にて劇団スタジオライフ『11人いる!』『続・11人いる!—東の地平 西の永遠—』連続公演の製作発表記者会見が行われました。
(撮影/笹井孝祐)
NEWS & INFORMATION 2012 11/19 UPDATE
『11人いる!』『続・11人いる!』は、萩尾望都さんの傑作SF漫画。『11人いる!』は、宇宙大学入学試験の最終試験で、漂流する宇宙船内で過ごす11人の受験生たちが、数々のトラブルに直面し、時に諍いながら、友情と信頼を築いていく物語。そして『続・11人いる!』は受験生たちのその後の物語になります。
スタジオライフでは、昨年2月に『11人いる!』を上演していますが、今回は『続・11人いる!』との連鎖公演として再演します。
製作発表には、松本慎也さん、山本芳樹さん、荒木健太朗さん、客演の内藤大希さん、及川健さん、曽世海司さんら、出演者17人のほか、演出の倉田淳さん、プロデューサーの河内喜一朗さん、そして原作者の萩尾望都先生が出席しました。
松本さん
「前回の公演でもタダを演じました。今回は相手役のフロルとして内藤大希さんが参加してくださるので、どんな舞台になるか楽しみです。今回たくさんの若手たちが出演します。たくさんの困難が待ち受けていると思いますが、宇宙船白号に乗り込むキャラたちに負けないように頑張ります」
山本さん
「個人としての目標はどれだけ若返れるか(笑)。この作品は劇団にとってチャンスの作品になると思います。フレッシュから先輩まで、一緒に成長していきたいです」
荒木さん
「原作で好きなシーンは、キャラたちが自分たちのそれぞれの文化を話し合う場面。僕ら劇団員も芝居をやりたいという気持ちだけで集まりました。今回新人もベテランも集まってできるのを楽しみにしています」
内藤さん
「スタジオライフの舞台は、4年くらい前に初めて拝見して衝撃を受けました。この間の『天守物語』でさらに感動したので、出演が決まったと聞いてガッツポーズを取りました」
及川さん
「今回こうしてまたフロルを演じられることを、大好きなキャラなのでとてもうれしく思います。ベテランとしておおいに貢献していきたいです」
曽世さん
「スタジオライフはパワーと情熱が溢れている劇団です。それを投入するのにぴったりの作品。原作を読み直して、またあの世界に行けるとワクワクしています。『続』のほうでは大変な出来事が起きるので、バセスカの苦悩をしっかり演じたいです」
また製作発表に先立ち、倉田さんの司会で、原作者の萩尾望都先生と人気SF作家の田中芳樹先生のトークショーが開催されました。田中先生は、この11月に2つのプロダクションで同時に舞台版が上演され話題を呼んだ傑作スペースオペラ『銀河英雄伝説』の原作者。萩尾先生と田中先生が初めて会ったときのエピソードから、自作を舞台化されるお気持ちについて、またSFについてなど、さまざまな話題に花を咲かせました。
製作発表後に行った萩尾望都先生のインタビューは、また後日お届けします!
『11人いる!』は2013年1月10日〜20日まで、『続・11人いる!—東の地平 西の永遠—』は2月25日〜3月17日まで、ともに新宿・紀伊國屋ホールで上演されます。
[公演情報]
『11人いる!』
2013年1月10日〜20日 紀伊國屋ホール
原作:萩尾望都 『11人いる!』(小学館文庫刊)
脚本・演出:倉田淳
出演:松本慎也 荒木健太朗 関戸博一 大沼亮吉 仲原裕之 内藤大希 曽世海司 及川健 他
『続・11人いる!—東の地平 西の永遠—』
2013年2月25日〜3月17日 紀伊國屋ホール
原作:萩尾望都 『11人いる!』(小学館文庫刊)
脚本・演出:倉田淳
出演:松本慎也 山本芳樹 内藤大希 及川健 堀川剛史 曽世海司 仲原裕之 藤森陽太/笠原浩夫 他
※名古屋、かめあり、大阪公演あり
公式サイト:http://www.studio-life.com/stage/11nin_2013/
©萩尾望都/小学館