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松山ケンイチ初舞台『遠い夏のゴッホ』製作発表
2013年2月、松山ケンイチさんの初舞台となる『遠い夏のゴッホ』が上演されます。その製作発表記者会見が11月21日、都内にて行われました。
NEWS & INFORMATION 2012 11/26 UPDATE
『遠い夏のゴッホ』は、恋のために命を懸けて運命と戦うセミの若者の物語。せっかちなゴッホは、恋人のベアトリーチェよりも一年早く羽化してしまう。地上に出れば必ずその年に死んでしまうセミの運命に逆らい、ゴッホは再びベアトリーチェと出会おうと必死で生きのびる道を模索する——。
松山さんが演じるのは、このセミの役。
「人とは違う死生観、価値観にひかれました」と松山さん。「メスに食われるカマキリのオスはどんな気持ちで体を差しだすのか。土の中に6年間いるセミはどんな気持ちでいるのか。人がどれだけわかったふりをしていても、それは想像していくしかないこと。演出の西田(シャトナー)さんと話し合って見つけていきたいです。見ている方の中にない価値観を出せると思います」
ベアトリーチェを演じる美波さんは「西田さんは新しいものを作ることが目標なのかと思いながら脚本を読ませていただきました。役者としてだけでなくもっといろんな視点から読んでいます。松山さんとは6年前にワークショップでご一緒して以来なので、とても楽しみです」
またゴッホの友人アムンゼンを演じる筒井道隆さんは「重いテーマではありますが、コミカルな話なので、楽しみにしていただけたら。稽古は1月から始まるので、それまでセミのことを勉強しようと思います」
「この人、天才だなと思って観ていた人と、一緒に作品作りができるんだと、ドキドキワクワクしています。ビックリするようなお芝居にしたいと思います」
今回松山さんの初舞台が決まったのは、松山さんが西田さん演出の『破壊ランナー』を見たことがきっかけだそう。
「素人に近い目で見て、舞台なのにすごく立体的に役者が動いていて映像的に見えました。一人何役もやっているのに、違う役に見える演出が素晴らしくて、パントマイムも新鮮。いままで自分のやっていた演技と違う。そう思ったらその人のことしか考えられなくなるんです。それでスタッフの人にお願いしました」と松山さん。
そんな松山さんの熱い思いを聞いて、西田シャトナーさんと松山ケンイチさんの初コラボがますます楽しみになりました。
舞台『遠い夏のゴッホ』は、2013年2月3日〜24日、東京・赤坂ACTシアター、3月7日〜10日大阪・新歌舞伎座にて上演されます。
[公演情報]
『遠い夏のゴッホ』
2013年2月3日〜24日 (東京)赤坂ACTシアター
2013年3月7日〜10日 (大阪)新歌舞伎座
作・演出:西田シャトナー
出演:松山ケンイチ/美波/筒井道隆/吉沢 悠/手塚とおる・竹下宏太郎 福田転球 細貝 圭 彩乃かなみ 小松利昌 保村大和/石川 禅/田口トモロヲ/安蘭けい ほか
問い合わせ:
東京 ホリプロチケットセンター 03-3490-4949
大阪 新歌舞伎座 06-7730-2121
公式サイト:http://www.horipro.co.jp/usr/ticket/kouen.cgi?Detail=198