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コクーン歌舞伎『三人吉三』囲み取材
Bunkamura25周年記念 渋谷・コクーン歌舞伎第十四弾『三人吉三』が6月6日(金)東京・シアターコクーンにて上演されます。初日前日の5日、劇場ロビーにて、出演者と演出家が出席し囲み会見が行われました。
NEWS & INFORMATION 2014 6/8 UPDATE
1994年に始まったコクーン歌舞伎は今年で20周年。節目の年となる今回、2001年、2007年に大好評を博した『三人吉三』を上演します。囲み会見には中村勘九郎さん、中村七之助さん、尾上松也さん、片岡亀蔵さん、笹野高史さんと、演出の串田和美さんが出席し、意気込みを語りました。
串田和美さん
「コクーン歌舞伎が始まって20年。今年で21年目になるのかな。ああもうこんな時間になったんだと。初期のころはコクーン歌舞伎ってめずらしいし、変なことをしていると思われていたけど、今はこうして認知していただいて、今回もチケットもすぐに売れて、この20年は大きかったんだなと思っています」
中村勘九郎さん
「ありがたいことだと思いますし、20年で僕たちも進化していかなければいかないと思いますし、今回があらたなスタートという気持ちで一生懸命やってます。(亡父・中村勘三郎も同じ演目に出演していましたが)題材が同じでもキャストが変わるだけで芝居全体の空気感が変わると言うのが芝居の面白いところだと思いますので、僕たちならではの『三人吉三』が作れたと思っております」
中村七之助さん
「『三人吉三』は私にとりましてすごく思い入れの深い芝居です。コクーンで初めて大きな役をやらせていただいたのが『三人吉三』でしたので、昔のことを思い出しながら稽古をしておりました。私がやっていた役を(坂東)新悟だったり(中村)鶴松という若手がやっているのを見ていると、僕もこういう時があって、ずっと何年もやらせていただいて、今、お嬢という歌舞伎役者だったら全員がやりたいような役をやらせていただけるのはうれしい限りです」
尾上松也さん
「もう明日初日かと。あと一か月くらい稽古をしていたきたんですが、あっという間でして、まだまだ自分のやらなきゃいけないことがたくさんあるので、初日までにできることは全部やって最高の形にできたらいいなと思います」
片岡亀蔵さん
「前の時の三人としっかり入れ替わっておりますので、そこのところは新鮮な感じでやっております。前が前がとあんまり気にせず、それはやってみて、いいところも悪いところもあるし個性も違うから、そこを伸ばせばいいし何もそんなに気にすることはないかなと思います」
笹野高史さん
「僕も初めて出していただいた時は緊張ばっかりで何にも周りを見ていなかったんだけど、僕も厚かましくもふてぶてしくなってね、だんだんいろんなものが見えるようになって、七年前に同じ役をやらせていただいたんですが、がらりと変わってしまいましたので、はたして僕はこの年でどう変われるのか。自分の進化と芝居の進化と、千秋楽まで見届けるのがとっても楽しみです」
公演はシアターコクーンにて、6月6日〜28日まで行われます。
詳細は以下の公式サイトでご確認ください。
松竹●http://www.shochiku.co.jp
Bunkamuraシアターコクーン●http://www.bunkamura.co.jp