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ミュージカル『ボンベイドリームス』制作発表
アンドリュー・ロイド=ウエーバーがプロデュースした“インドのモーツァルト”A.R.ラフマーン作曲のマサラ・ミュージカル『ボンベイドリームス』。ウエストエンドとブロードウェイを席巻した歌って踊る豪華絢爛エンターテインメントが、日本に初上陸します。その制作発表が12月16日に都内で行われました。
NEWS & INFORMATION 2014 12/17 UPDATE
主人公のアカーシュはボリウッドの映画スターを夢見る青年。彼の住むボンベイのスラム街は、再開発で一斉撤去の危機にある。それを回避しようと弁護士のヴィクラムが彼らの元を訪ね、スラム街住人を勇気づけるが、アカーシュと幼馴染のスウィーティの対応は冷ややかだ。そんな中、スウィーティは女性を食い物にする美女コンテストの会場で抗議活動をする計画をたてる。
それを聞いたアカーシュはテレビ出演できるチャンスと、一緒に現場へ。コンテストはスウィーティたちによって滅茶苦茶に。一方、アカーシュは、その会場で映画監督を目指すプリヤに出会い一目ぼれ。そして混乱の中、撮影に来ていたTVカメラの前で、絶好のチャンスと歌い踊りだすのだった。
その放送を観ていたプリヤの父で映画プロデューサーのマダンはアカーシュを気に入り、映画出演をさせることを決める。相手は大スターのラニ。チャンスを掴んだアカーシュは一躍人気者になり、スターへの道を駆け上がっていくのだが、そこには、大きな代償が待っていた…。(公式サイトより)
制作発表には主演の浦井健治さん、すみれさん、加藤和樹さん、川久保拓司さん、朝海ひかるさん、演出・訳詞の荻田浩一さんが登壇しました。
まずはきらびやかな衣裳に身を包んだ出演者たちが華麗なパフォーマンスを披露。それに続いて、全員のコメントと質疑応答がありました。
荻田浩一さん(演出・訳詞)
この作品はロンドンで作られました、インド人のスタッフによるインドミュージカルという不思議な作品です。それを日本人スタッフ、日本人キャストで作るという美しい西洋絵皿に盛られた和風カレーみたいな感じです。ホットでスパイシーな気持ちになっていただければと思います。
浦井健治さん(アカーシュ役)
マサラミュージカルを日本で上演することになって、必然だなと自分は思っていて、ボリウッド映画が盛んな中でミュージカルにくるというのはステキなことだし、日本でそれができるのはすごく恵まれているなと思っています。このメンバーならではの和風カレーの中でジャガイモになれれば。よろしくお願いします。
すみれさん(プリヤ役)
(この作品が)日本での四度目のミュージカルなんですが、これまでいろいろ皆様にも教えていただきながら、学びながら楽しくミュージカルをできて、来てくださるお客様にも楽しさをパワーとして通じたらうれしいです。ぜひ観にきてください。
朝海ひかるさん(ラニ役)
意外に大女優という名前のついた役やったことがなく、「大女優ってどういうものかなあ」なんて思いながら日々研究しています。皆様に楽しいきらびやかな印象をお届けできればと思います。
加藤和樹さん(ヴィクラム役)
僕はもともと地黒でして(笑)、この作品、遂に来たなと思いました。僕、見た目こんなにきらびやかなんですが、弁護士です。こんな弁護士いるのかと思いながら、でもこの『ボンベイドリームス』の世界の中に入ると意外に地味だったりします。ですが皆さんに負けじと、カレーのスパイス、隠し味のソースになれればいいなと思っています。
川久保拓児さん(スウィーティ役)
見た目になにぶんメッセージ性が強いので何を言ったらいいのかわからないんですが(笑)。世界に注目されているボリウッドで、世界の光と闇を描くというすごく個人としても楽しみですし。荻田先生と一緒にみんなで作り上げるミュージカルになると思います。
『ボンベイドリームス』は2015年1月31日〜2月8日 東京国際フォーラム ホールC、2月14日〜15日 梅田芸術劇場メインホールにて上演されます。
詳細は以下のサイトをご覧ください。