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地球ゴージャス『The Love Bugs』製作発表

結成21年目を迎える地球ゴージャスが、2016年に新作『The Love Bugs』を上演することが決定。9月24日に製作発表が行われました。作・演出の岸谷五朗さんをはじめ、城田優さん、蘭寿とむさん、大原櫻子さん、平間壮一さん、マルシアさん、そして寺脇康文さんが登壇しました。

NEWS & INFORMATION 2015 9/30 UPDATE

地球ゴージャスは、劇団スーパー・エキセントリック・シアター出身の岸谷五朗さんと寺脇康文さんが1994年に立ち上げた演劇ユニット。毎回豪華なキャストを迎えて、歌やダンス、殺陣などをふんだんに盛り込んだオリジナル作品を中心に、コンスタントに公演を行っています。
結成から21年目の第14弾は、「Bugs=虫」の世界。タイトル「The Love Bugs」という言葉は「愛らしい、胸がときめく」という意味のスラングでもあるそうで、昆虫の世界を舞台に描かれる“命”と“愛”の物語になるとのこと。全国4都市で計10万人の動員を見込んでいます。

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DSC00648会見場の背景にはポスタービジュアルを巨大化した幕が用意され、作・演出を手掛ける岸谷さんが司会進行を務めました。
「21年もの歳月をかけてここまで大きくなった地球ゴージャスさんに、このタイミングで参加できることを嬉しく思います」と挨拶した城田優さんをはじめ、地球ゴージャスに出演できることが嬉しいと口を揃えたキャスト。それぞれ何の虫を演じるかは現時点では秘密とのことですが、岸谷さんが出演者それぞれの印象について語りました。

 

 

DSC00803ビジュアル撮影を振り返って「実はおでこが弱点」と明かした城田さんについては、「優とは数年前ドラマで共演して以来、一緒にやりたいという念願が叶いました。城田優には俳優としてのたくさんの魅力と深さがあります。表に出ている優の役者力は、まだほんの一部。もっと他に城田優の振り幅があるはず。『エリザべート』のトートも『ロミオ&ジュリエット』のロミオもティボルトもそうでしたが、色んな役ができる役者でもあります。歌で人を泣かせられる、感動させられる歌唱力もありますし、まだ皆さんが観たことのない城田優をこの『The Love Bugs』で描きたい、そんなホンが書ければと思ってお願いしました」と大きな期待を寄せています。

 

 

DSC00687元宝塚トップスターの蘭寿とむさん。宝塚時代から観てきた岸谷さんは、「宝塚時代、ハイチェアでスーツを着てポケットに右手をつっこみ、角度45度で男言葉を喋らせた時のカッコよさは、鳥肌モノでした。退団後の舞台も拝見していますが、実は僕は、蘭寿さんに女性の部分を宝塚時代からみていました。出演交渉でお会いした時も、思っていた通りキュートな女の子でした。今回は、非常にセンシティブな、大胆かつ繊細な女性を演じてもらいたいと思っています」と語りました。「キュートな女の子なんて言われたことがないので、何と言っていいか言葉が出てきません」と照れる蘭寿さんに、寺脇さんは「稽古場では“キューティ”って呼ぼうか」と命名していました。

 

 

DSC00704「舞台はもちろん制作発表に参加させていただくことも初めてで、とても緊張しています。不安だらけですけれども、精一杯がんばります」と初々しく挨拶した大原櫻子さん。岸谷さんは、「櫻子ちゃんは、役者として皆の中に普通に溶け込めるという、すごい武器を持っています。皆と同じ場所に何気なくいるのに、その中でキラキラ輝ける。例えば映画で自然な姿を撮ろうとした時に、大きな行動をしなくてもしっかり存在できる。この存在感って一番出しにくいんですね。こうした存在感を自然に持っている、非常に珍しい若手の女優さんです。もちろん彼女の歌も大好きで、音符と結婚して生まれた子なんだなと感じています」と評しました。大原さんが、オープニングから1曲目のナンバーを歌うことが決まっているそうです。

 

DSC00843ミュージカル『RENT』にエンジェル役で出演中の平間壮一さんは、2度目の地球ゴージャス出演。「1度目はアンサンブルとして勉強させていただいて、今回メインキャストとしてここに立てることを本当に嬉しく思います」と喜びを語りました。大先輩の岸谷さんから「すごいダンサーです。奴が踊ると空気が変わります。その彼に数年前、俳優の血を流し込みました。地球ゴージャスに三浦春馬が出演してくれた時、(メインキャストの三浦春馬と)ほぼ同期で『ちくしょー』ってうなっていたのがこの平間壮一です。それから色んな作品に出演して、色んな力をつけました。『僕はダンスしかやらない』というところから、僕が演出した『FROGS』という作品で最後は主役まで上り詰めた男です。満を持して平間壮一に地球ゴージャスで暴れてほしい。平間の俳優生活の第2章がこれから始まると思っています」と激励され、「五朗さんが言ってくださった通りに、全部を出し切って爆発させたいと思っております」と力強く応えていました。

DSC00850マルシアさんについては、「『ジキルとハイド』から舞台を見させていただいてますが、役が入ったときのマルシアさんの歌の説得力に、鳥肌が立ちます。今回地球ゴージャスでは、非常に重い役です。マルシアさんの役だけ何の虫かを明かしますと、世界には何千種類という正体不明の虫がいるんですが、マルシアさんは“世界中を駆け回った今まで発見されていない虫”です。今回の稽古場を通してマルシアさんの新しい魅力を発見したいなと思います」と話し、歌唱力を活かした重要な役どころが用意されているようです。

 

 

DSC00792寺脇さんは、「21年目、14作目になりますが、これまでの年数・本数ではなく『これが第1作目だ』という気持ちで取り組みたいです。櫻子ちゃんが言ったように『これが初めての舞台』という気持ちで、皆さん一緒にゼロからスタートしましょう!」と呼びかけ、地球ゴージャスのチームワークの良さを感じさせました。

 

 

 

DSC_2902会見の最後には、『The Love Bugs』PR担当の“宣伝虫”として、アンサンブルキャストの風間由次郎さんと猪塚健太さんが登場。質疑応答の記者にまじって、女優陣に「公演タイトルにかけて、この中で今どの男性にキュンとしていますか?」と質問をぶつけました。まずマルシアさんが「寺脇さん」、後輩思いの蘭寿さんが「宣伝虫さん」、大原さんがおずおずと「岸谷さんです」と答え、蘭寿さんから宣伝虫と答えてもらえたことに二人は大喜び。元気よく会場を盛り上げました。

 

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14
『The Love Bugs』
作・演出:岸谷五朗
出演:城田優 蘭寿とむ 大原櫻子 平間壮一 マルシア
岸谷五朗・寺脇康文 ほか
日程:2016年1月9日(土)~2月24日(水)
会場:赤坂ACTシアター
※名古屋、福岡、大阪公演あり。
詳細はhttp://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_14をご覧ください。

 

 

 

 

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