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真凛役の高畑充希さんは、「『わたしは真悟』とミュージカルが最初は自分の中で繋がらなくて、どうなるのかまったくわからないなと思ってます。でも朝ドラ（NHK連続テレビ小説『トト姉ちゃん』）が終わって最初にやる、自分自身がチャレンジする仕事になるので、何かヘンなことをやりたいと思っていて、その中でこの作品に出会えたことは、本当に先が見えなさすぎて、一か八かでたまらないなと思っています。好奇心が止まりません」と意気込みを語り、初ミュージカルで男の子を演じることになった、悟役の門脇麦さんは、「男の子、それも小学生の男の子という大人の男の人とは違う未完成の存在を演じることになります。そこも含めて、まだどうしていくのか、ちょっとわからないです。（初ミュージカルで、今回挑戦するダンスも）フィリップさんがコンテンポラリーの方なので、バレエとは少し違うと思いますし、いろんな意味でチャレンジです」と、今の心境をコメントしました。

原作者の楳図かずお先生は、背中に「SHINGO」と書いてあるお手製の衣装を披露するなど、サービス精神を発揮して会見を盛り上げました。さらに、作品の中で重要な言葉である「あ」と「い」の２文字と「AI＝人工知能」との偶然の関わりについて言及すると、演出のフィリップ・ドゥクフレさんも「私も『あ』と『い』、『アムール』、つまり『愛』が、重要なことだということを、作品のなかで伝えたいと思っています」とコメントしました。

また、KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督で、演出協力の白井晃さんは、「（アルベールビル・オリンピックの開会式の演出で）オリンピックの開会式のイメージを一新」したとドゥクフレさんを絶賛。「『わたしは真悟』を２０代のころから読んでいて大ファンでしたので、それがフィリップさんの力で演出されることを非常に楽しみにしていますし、協力させていただけることは光栄です」とコメントしました。

最後に、高畑さんと門脇さんが、楳図先生のイラストの真凛と悟の片目に取材陣の前で色を塗って、公演の成功を祈願しました。

ミュージカル『わたしは真悟』は、１２月〜２０１７年１月に、神奈川、東京ほかで上演されます。

［公演情報］

ミュージカル『わたしは真悟』

[プレビュー公演]2016年12月2日～3日　KAAT神奈川芸術劇場
[東京] 2017年1月8日～26日　新国立劇場 中劇場
※その他、浜松（静岡）、富山、京都にて2016年12月中旬〜下旬に上演
原作：楳図かずお『わたしは真悟』（小学館刊）
脚本：谷 賢一
演出・振付：フィリップ・ドゥクフレ
音楽：トクマルシューゴ／阿部海太郎
歌詞：青葉市子
演出協力：白井 晃
出演：高畑充希　門脇 麦／小関裕太　大原櫻子／成河　ほか
お問い合わせ：ホリプロチケットセンター　03-3490-4949（平日10:00~18:00／土曜10:00~13:00）

© Kazuo Umezz, Shogakukan

製作発表終了後、東京タワーを背景に撮影。